2004.12.13
第19回
SAKURAIさんからおくられてくるメールから研修の様子をお伝えします。
今、ドイツはどこもかしこもクリスマスムード一色です。
ライプチヒでも大きなクリスマス市が開かれていて、お菓子、おもちゃ、
民芸品、その他、かわいい屋台がたくさんでています。
特設のメリーゴーラウンドやスケートリンクも登場しました。
夜はイルミネーションがきれいです。
日照時間がとても短くなり、夕方5時前にはもう真っ暗。
朝は7時でもまだ真っ暗。
派手なクリスマス市のおかげで、長い夜も楽しく過ごせます。
最近は雪も降らず、雨も少なく、寒さにも慣れてきたので、快適に過ごしています。
ついに研修6ヶ月目に突入しました。
時間が経つのは早くても、私は相変わらずのろまです。
この頃、Tシャツの袖がピチピチきつくなってきました。
筋肉ですね、きっと。
師匠には「スッゲェ、男ミタイ」と言われました。
Walk-in-closetは完了し、次は同じお宅のキッチンの改修です。
でも、…やってしまいました…。
ドリルで、オークの板に直径5.5cmの穴を開けていたときのことです。
1つめは、張り切りすぎたのか、気付いたときには下の当て木を突き抜け、作業台にも穴が開いていました。
それで次の穴は慎重に、途中でドリルの回転を止め、深さを確認し、再びスイッチを入れました。
が、刃が廻らず、ドリルの本体が逆回転してしまいました。すごい勢いで。
原因は、ドリルを真っ直ぐに支えていなかったからです。
少し手を捻ったようで、痛いなぁと思ったのですが、気のせいだと思えばすぐに治るかと思い、
痛みも痺れもあまり気にせず作業を続けてみました。
そのうち、だんだん痛みが増し、夜には包丁も握れなくなり、残念ながら気のせいではなく、
翌日、翌々日と、右手の甲はぷっくり腫れ(ちょっと大袈裟かもしれません)、
左腕には青痣ができていました。
痛みであまり力が入らなくても、かろうじてドリルは使えたので、
全く作業ができない状態にはならずに済みました。
師匠からは、作業をやめて、この半年間の研修のレポートを書くように言われましたが、
作文は嫌いなので、鉛筆よりドリルを握りました。
捻挫か打ち身かよくわかりませんけど、たいしたことはなくて、すぐに良くなりましたので、ご心配なく。
慣れた頃が一番危険ですよね。気を引き締めなくては。
(管理人:たいしたことなくて幸いでした。ただ、無理して作業を続けるとまた新たな事故につながりかねません。
安全第一でお願いします・・・。)
先週末、チェコとの国境付近のSeifenという村に行ってきました。
研修生3人で。
おもちゃ工房が多く(もちろんおもちゃは木製です)、大通りにはずらっとおもちゃ屋が並んでいました。
また、どの家も窓際の飾り付けがかわいくて、まさにクリスマスのための村といった印象でした。
辺鄙な所で交通の便が悪く、危うく帰れなくなるところでした。
あまりいい写真がないのですが、
合板に作った溝と、凸型にカットしたオークと、begehbarer Kleiderschrankです。
右の棚は先に納めたので、すでにお客さんが使用中で、荷物が入っています。
正面のやや上のほうにあるポールの位置は、床から190cmの高さです。天井の高さは約3mです。
なんとなく大きさがわかっていただけるでしょうか?
メリーゴーラウンドは、遊園地ではなく、街の普段は露店がでているスペースに出現しました。
ツリーは駅の構内です。巨大です。比較するものがないのでわかりにくいですね。
ロウソク立てのおもちゃは、名前がわかりませんが、よく見かけます。
大きさは手のひらサイズから家くらいの大きさまで。
これはシンプルですが、たいてい中に人形があって、プロペラと一緒に廻っています。
電気仕掛けのものが多いです。
基本的にはロウソクの熱で起こる上昇気流で上のプロペラが廻る仕組み(千葉君談)になっているらしいです。
次回こそ、いい写真を送りたいと思います。
11.Dez.04
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