2005.2.26
第26回
写真の説明です。写真は少し暗くて見にくいかもしれません。
お客さんの手持ちの収納棚の前面の板をすべて作り変え、側面も同じ板で覆い、新しい
オーブンや洗濯機をはめ込み、スギの天板を乗せて、システムキッチンがほぼ完成しまし
た。
Walk-in-closetと同じ家です。このキッチンはさらに壁の上の方に棚を取り付けるようで
す。
師匠がスギの天板を作っていた時、私は年末に痛めた手がまだ少し痛くてあまり力がでな
かったので、見て勉強することが多かったです。
私の担当は、引き出しや扉の合板のカットと金具の取り付け、天板以外のスギの準備、
ワックス仕上げなどでした。
今回、金具の位置を一箇所間違え、合板の変な場所に直径4ミリの穴を開けてしまい、パ
テで穴を埋めました。
まだ塗装前だったので、パテは塗装後きれいに隠れ、ほっとしました。
師匠は「失敗するとたくさんコツを覚えられます」と言います。
Walk-in-closetにしても、キッチンにしても、師匠がお客さんの家の鍵を預かって、ほと
んどの作業はお客さんの留守中に進められました。私一人で作業していたときもあって、
外国の他人の家に一人でいるのが不思議な感じでした。日本でも、納品のときはこういう
ことが多いんですか?業者に家の鍵を渡すのは、相当信頼していないと出来ないことです
よね?
また新たな継ぎ手の練習をしました。
見た目は簡単そうでも、意外と難しくて、あまりうまく出来ません。
でも、今はもう別の継ぎ手の練習が始まりました。
それは次の作品で使う予定です。
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