ドイツ木工研修留学

 

2004.8.12

送られてきた作品の写真を追加しました。

第3回

SAKURAIさんから送られてきたメールより研修の様子をお伝えします。

 

 

こんにちは

このところ暑い日が続き、やや汗ばむ陽気です。

ドイツに来て約一ヶ月。気付けば手には肉刺。

腕は太くなってしまったような…。

食欲旺盛。体調はすこぶる良いです。

花粉のせいか木屑のせいか、やや、くしゃみはでますが。

 

作品第一号DieFussBank(足のせ台)完成です!

喜びと緊張のあまり、サインを失敗しました。

そして薄く削って書き直しました。

サインは全然考えていなかったので、クレメンスさんにアイデアをいただきました。

やはりサインは書く人によって違いがでます。

クレメンスさんが書くともっとシャープになります。

私が書いたサインはドイツの昔の子供用家具(テーブルと椅子がくっついたものらしいです。)に見えて良いといってくれました。

(ドイツの古い子供用机)

 

只今、第二号Der Hocker(背なし椅子)制作中です。

木材はマツです。機械で角材にしたものを使います。

苦手なかんなの作業が減りました!

今回は、原寸大の図面は描きません。寸法は頭で考えることに。

 

第二号が仕上がったら、次はクレメンスさんの仕事の手伝いです。

大きなハンガーを作るということです。

明日、早速寸法を測りにお客さんの家にいきます。自転車で。

クレメンスさんが、お母さんの自転車を貸してくれました。

が、嫌な予感的中。サドルが高く、ペダルをこぐとき、すでに足は伸びきっている感じ。

でも、サドルはこれ以上低くなりません…。

左のハンドルにはブレーキがなく、ペダルを逆にこぐとブレーキがかかる仕組みで、不安なので公園で少し練習しました。

自転車道は整備されていますが、石畳はきついです。

一応、颯爽と乗りこなしているつもりですが。

 

先週末は完全にホームシックにかかっていました。

同居人が二人、就職のため引っ越してしまったので。他に友達はいないし。

トイレの水を流し忘れてばかりの彼女はもういない、

タバコの吸いすぎで四六時中聞こえた彼の怪しく咳き込む声ももう聞こえない、

と思うと寂しくて悲しくて辛くて、暗く沈んでいました。夜、誰もいなくて涙は止まらず。

 

気晴らしにでかけたデパートの食品コーナーで味噌をみつけ、無性に日本が恋しくなりました。

二日ほど落ち込みましたが、Leipzig以外の場所に知り合いができたことになると気付き、元気がでてきました。

早く空き部屋に気のいい同居人が入ることを期待する日々です。

 

文字化けの件ですが、日本語ソフトのインストールは何度やっても失敗してしまいます。

先週、運良くインストールされた台にあたりました。次回から台を指定します。

メールやホームページは見れましたが、添付するつもりで準備したワードのファイルは文字化けしました。

 

先日トーマス教会で日本人のコンサートがありました。

岡山県の団体のようです。

興味はありましたが、あいにくホームシック中だったので、悪化するかもしれないと思いやめました。

休日にはよく教会へ行きます。

ミサがあったり(信者でもないのに参列しちゃってます)、コンサートがあったり。

何もないときでも心が落ち着くので、出かけたついでによく立ち寄ります。

トーマス教会では雰囲気に酔いしれ、思わずバッハのCDを買ってしまいました。

バッハ(Bach)を訳すと小川。ヨハン・セバスチャン・小川。

あの偉大な作曲家も、小川君と思うと親しみが湧きます。

 

だらだらと長くなってしまいましたが、この辺で。04.Aug.2004

 

 

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