2004.8.26
第6回
SAKURAIさんからおくられてくるメールから研修の様子をお伝えします。
こんにちは今週はとても涼しく、朝晩はニットなんて着てしまって、もう秋?という感じです。
先週は継ぎ手三昧でした。
二種類の継ぎ手をまずマツで、次にポプラ、最後にトネリコと、だんだん堅い木を使っていきました。
最初は楽しかった継ぎ手の加工も飽きてしまい、今の私の楽しみは、のみの刃を研ぐ事です。
週末には宿題がでました。
お客さんの注文の家具(玄関用のハンガー)を作るために、必要な材料の寸法や数を計算して、
それを合板からどう取るかを考えるのです。
今週も火曜まで継ぎ手の練習をしていました。
先週とは違った形です。
ある程度うまく(?)なったところで、実際に、今、師匠が新しいデザインで製作中の椅子の肘掛部分の継ぎ手の加工をしました。
そして、今日、ついに丸ノコデビューをしました!
午前中にハンガー用の合板が届き、そのままでは大きくて工房に入らないので、
まず、外でハンディータイプの電動丸ノコ(名前がよくわかりません)である程度カットし、
工房に持ち運んでから、チョクバン(?どんな字を書くのでしょう?ドイツ語ではKreissaegeといわれましたが、
辞書で調べたらやっぱり丸ノコでした。)で寸法に合わせてカットしました。
(註:チョクバン=昇降盤のことだと思います。)
丸ノコを扱う恐怖と、機械の使い方や材料の切り方を覚えるのに必死なのと、
重い合板を運んで腰が痛いのとで、今日一日は疲労困憊でした。
日々の作業で腕は確実に太くなり、師匠が私の腕を見て、オオキクナッタ、ヨカッタデス!と言った程です。
もっと食べてもっと太れという指導を忠実に守っていたせいか、本当に全身が太ってきて困っています。
食事指導と言ったら大げさですが、時々師匠に食事の内容をチェックされ、
力仕事が多い日は何を食べれば良いか等アドバイスを受けることがあります。
ドイツの建物はドアが非常に大きく重く頑丈で、始めは両腕+体当たりで開けていたアパートのドアも、
今では両手で軽く開けられるようになりました。
そのうち片手で普通に開けられるかもしれません。
食べ物に関しては、恥ずかしながらちょっと味覚音痴なので、グルメレポートは書けそうにありません。
チーズがおいしいので、いろいろ試してみようと思いつつ、
とても気に入ったブルーチーズを飽きもせず3週間くらい食べ続けています。
とりあえず失敗例を。
1.カップにお湯を注ぐだけ5分でできるごはんを見つけ、なんて便利、と喜んで買ったら「バニラ風味ミルクライス」でした。
お茶漬けを食べたかったのに、残念です。味は…、無理やり飲み込みました。
2.「バターミルク」をコクのある牛乳と思い、期待して買って飲んでみたところ、
怪しげな塊と強烈な酸味があり、しまった、腐ってる!と、一口だけで捨ててしまいましたが、
師匠の話によると、バターミルクとはそういうもので、砂糖を入れてパンを浸したりして食べるのだそうです。
3.「バターミルク」リベンジのために、砂糖を買いました。
料理にも使う予定で購入しましたが、なんと、御丁寧にバニラの香り付きでした。
おかげでバターミルクは高級ヨーグルトのような味わいになりましたが…。
バニラといえば、Wさんが飲んでいた液体の薬も。
塩味なのにバニラの香り付きで、薬を飲むと気分が悪くなるといっていました。
人の薬なので飲むわけにはいきませんが、香りだけいただきました。
(註:Wさん=アートファニチャーギャラリーのもと研修生で、旭川の訓練校を卒業後、
木工武者修行の途中ゲルステンベルガー氏のもとに立ち寄る。
あまりに過酷な旅のために体調を崩し、病院に行って薬を処方された。)
作業の合間に連れて行ってもらったアンティークのお店で、
サインが似ているといわれたドイツの昔の子供の机&椅子を見つけました。
金額は200ユーロから。オークションにかけるそうです。
先日送られた写真の中にありましたか?なければ、今度お送りします。参考までに。
(註:これはSAKURAIさんのサイン。家具の写真は届き次第アップします。)
(画像を添付するための)圧縮用のソフトのダウンロードに失敗しました。
さらに、唯一日本語がみれる台が一時使用できなくて、
別の台で日本語ソフトのインストールに再挑戦しましたが、
どうやら、管理者以外はできないようになっているようです。
Wさんは今どちらにいるんでしょう?オーストリアですか?
一体、どうなっちゃうんでしょうね??
(註:W君はビザの関係でオーストリアへ出国。
彼を知る者すべてが心配しています。
W君、もしこのHPを見たら連絡ください。)
24.Aug.04
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(HP管理人が転送いたします。)