2004.9.8
第7回
SAKURAIさんからおくられてくるメールから研修の様子をお伝えします。
あっという間に二ヶ月が過ぎ、三ヶ月目に突入です。
この10日間ほど、師匠の都合で、お客さんの注文品の制作は途中で止まっています。
その間、練習していた継ぎ手をふんだんに取り入れて、ちょっとした台を作ったり、
道具箱(蓋も何もないただの箱です)をつくったりしています。
完成したら、写真を送ります。
最近、継ぎ手の加工の際、玄能でのみをたたくつもりが、つい左手の人差し指の付け根を打ってしまいます。
昨日はひどくて何度もやってしまい、赤く腫れて、今日は紫色になりました。
ちなみに最初のころは親指の付け根を打っていました。
ドイツ語に関して。
隣の工房の、かなり年配のBielitzさんが、今日、「Sie」ではなく「du」で話そうと言ってくれました。
仲間と認めてもらえたような気がしてうれしい反面、
「Sie」なら動詞の語尾を変化させなくていいから「du」より使い易かったのに…、と思いました。
(註:Bielitzさん=隣接した工房でアンティーク家具の修復をしているマイスター。
ドイツ語の二人称には Sie と du の二種類があり、親しい間柄では du が使われます。)
ドイツ語に関してもう一つ。
一ヶ月程、勘違いをしていました。
土曜日はSamstag、日曜日はSonntag。Abendは晩。
これだけの知識から、Sonnabendを「日曜の夜」だと思い込んでいました。
実は「土曜日」の別名で、こちらも一般的によく使われています。
教会に貼ってあった「Sonnabend 17:00 パイプオルガンコンサート」のポスターを見て、
日曜の夕方行ってもやっていなかったので、日程変更したんだと都合よく解釈し、
また、次回のコンサート情報は、ポスターではSonnabend、手元のチラシではSamstagで、一体いつ?と迷ったり。
図書館の開館案内をみて、月曜から金曜に加えて「日曜の夜」も開館とは、なんて便利だろうと思ったり、
営業時間Sonnabend 10:00−12:00 のパン屋の看板をみて、日曜深夜営業のパン屋なんて変わってる、と思ったり。
気付いたときには、自分でも呆れました。
rとlの区別もつかず、Hockerのスペルをよく間違えてHockelと書いてしまいます。
週末たまたまお祭りの情報を手に入れたので行ってみて、
パレードのすばらしさに刺激されて元気がでてきました。
今週から千葉君も登場です。
(註:千葉君=現役大学生で工学を学びながら家具の勉強もしたいという若者。9月から研修に参加。)
新しい情報も入ってくるし、普通に日本語が話せるので、会話が楽です。
今回はこの辺りで。
8.Sep.04
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