2004.9.18
第9回
SAKURAIさんからおくられてくるメールから研修の様子をお伝えします。
最近めっきり日が短くなりました。もうすぐ秋分の日ですね。
ドイツの冬の夜は長そうです…。
ホームページを知人に見てもらい、感想をきいたところ、
上の板はどうやってくっついてるの?ときかれたので、製作中に撮った写真を探してみました。
以前メールでお知らせした、かんな台を直したときの写真も出てきたので送ります。
人に見せるつもりではなく、自分の記録として撮っていただけなので、ほとんど、自己満足の世界です。
台は白ブナ、埋木はAkazie(アカシア)です。
補正前
日本のかんなと違って、かんな台の下端は、完全に平らです。
作業中
補正後
穴を加工するのに、面白い形のドイツの道具を使いました。
FussbankのPlatteは、二枚の板を膠で接着しました。
膠のポット
隙間なく接着するためには、それぞれの接着面を平らにする必要があるので苦労しました。
Platteを土台に固定するときも、両方の接着面を平らにして、白い木工用の接着剤で留めました。
(前回、接着剤をボンドと書いたような気がしますが、正確にはボンドではないです。ボンドって商品名でしたね。)
Hockerは、ダボで留めてます。
部材
接着面を平らにします。
ダボ穴をあけます。
ダボを差し込みます。
天板の対応する位置にダボ穴をあけます。
脚部と天板を固定します。
写真の1番は継ぎ手の練習を始めた初日のものです。
恐ろしいほどの隙間があり、かなり斜めになってます。
写真1
5番や9番は、継ぎ手が上達した(と思い込んでます)ので、撮ってみました。
写真5
写真9
露店は土曜日にライプチヒの中心街でよく見かけます。
フルーツが盛り沢山です。
ドイツに来て、目が悪くなったような気がするので、ブルーベリーをよく食べてます。
他に、肉、花、チーズ、パン屋などが並んでいます。
私が住んでいるアパートです。
工房からは目と鼻の先。
柳沢さんは4階だったんですね。
私は2階なので、花火が見えなくて、いつも音だけでとても虚しいです。
週末、スタジアムでイベントの後、花火を打ち上げているようなのです。
千葉君はスタジアムに近いところに住んでいて、もう二回も見たそうです。
(管理人註:柳沢君も花火は見えなかったそうです・・・)
アパートから自転車で一時間。
乗馬クラブで行われた競技会の様子。
クロスカントリー
馬場馬術
師匠が新しいのみセットを用意してくれました。
今まで使っていた古いのみは千葉君行きです。
先月、のみの刃がうまく研げなくなったことがありました。
砥石が丸いと刃も丸くなる、とかつて言われたを思い出し、
砥石を直してみると、あっという間にうまく研げました。
また、研いでも研いでも切れ味が悪くて、砥石にも問題はないし、
機械を使ってもうまくいかずどうしようもなかったとき、師匠に相談してみると、
刃先の角度に問題があることがわかりました。
切れ刃角なんて、すっかり忘れていました。
機械で削って角度を直したら、切れ味が良くなりました。
角度がこんなに重要だったとは。
13.Sep.2004
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